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April 29, 2010

徳寿宮

5大王宮のひとつ『徳寿宮』に着きました。
都会のど真ん中、高層ビルに囲まれて王宮があるなんで不思議です。

徳寿宮はもともと成宗の兄月山大君の邸宅として造営されました。
しかしその後、豊臣秀吉による文禄の役で義州に避難していた宣祖は、1593年にこの邸宅を、戦火で荒廃した景福宮のかわりの臨時の王宮としました。
そのときは貞陵洞行宮と呼ばれ、さらに光海君が居住しました。
そのときには「慶運宮(キョンウングン)」と命名されました。
しかし、光海君が昌徳宮(チャンドクグン)に移ると顧みられることなく廃墟となりました。
1897年に高宗が慶運宮を改修し、1896年に閔妃が暗殺され、高宗がロシア公館に避難する事件が起きてからは、慶運宮に高宗は居住しました。
以後高宗が退位する1907年まで日韓保護条約の締結など大韓帝国の歴史の舞台となりました。
高宗の次の皇帝純宗は長寿を祈願して「慶運宮」を「徳寿宮」と改名し、現在にいたっています。

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中和殿(宝物第819号)‥‥慶運宮の正殿として王の即位式、臣下たちの祝賀会、外国使臣の接見など重要な国家的儀式を行った場所です。
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中和殿に上がる階段の踏道には、朝鮮宮殿の正殿中唯一、二匹の竜が刻まれています。
他の宮殿の正殿にはみな鳳凰が刻まれていますが、大韓帝国出帆後に建てられた建物であるため、皇帝を象徴する竜を装飾したのだそうです。

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昔御堂‥‥徳寿宮に唯一残っている重層建物で、丹青が施されていないため素朴な人家のようです。
内部は日本家屋のようでした。


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チャングムが出てきそうな小路です。


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静観軒‥‥その名の通り宮殿後苑の丘の上から“静かに宮殿を見下ろす”休息用の建物です。
1900年頃、ロシア建築家・A.I.Sabatinが韓式と洋式を折衷して設計しました。
基壇の上にロマネスク様式の人造石柱をめぐらせて内部空間を作り、外側には東・南・西の三方向に柱を建てたベランダがあります。
高宗皇帝は静観軒でコーヒーを飲みながら外交使節たちと宴会を楽しんだといいます。
靴を脱いでこの部屋に入って、実際に椅子に座ることもできました。
ちょっとだけ高台にあるので、それなりにいい眺めでした。


守門将交代式は、、、15:30になっても行われず、今日も残念ながら見られませんでした


徳寿宮
ソウル市中区貞洞5-1
tel 02-771-9952


入場料  大人(19~64歳) W1,000
      青少年(7~18歳) W500

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2010年02月ソウルの旅」カテゴリの記事

Comments

ここには随分前にたしかに行っているのですが、奥の方の建物とか、建物内部とかの記憶がありません。
Mickieさんのお写真拝見して、今度ソウルに行ったら、もう一度しっかり見ておかなくては、と思いました。

Posted by: 美桜子 | April 29, 2010 10:24 PM

なかなかコメントできないうちにどんどん進んでいますね。
徳寿宮も広大でしたね。3分の2位見学できたようですが、今度は、洋式建築物の石造殿一帯も見学してみたいと思いました。ハングルを作った世宗国王の坐像も立派でしたね。

Posted by: あんみつ | April 30, 2010 12:24 AM

美桜子さん、こんばんは。

徳寿宮は他の王宮(古宮)と比べてコンパクトだと思います。
建物も数が少ないし、他の王宮には付随している庭園もありませんでしたし。
ただ、ゆっくり見て回るにはいい大きさかもしれないなと思いました。(歩き疲れる事がないと思うので)
他の王宮も交通の便は比較的よいですが、ここは町のど真ん中ですから、ちょっと時間があるから行ってみようってこともできるのでそういう面ではすごくいいと思います。
あっそうそう、入場料もW1,000(その時のレートで80円位)ととってもやさしいです。

Posted by: Mickie | April 30, 2010 10:35 PM

あんみつさん。こんばんは。

この徳寿宮、以前はもっと広かったそうですよ。
現在では縮小された。と言っても18,635坪あるそうなので中心地にある事を考えればそれでも広いですね。
ちなみに、景福宮は12万6337坪でソウルの5大王宮の中で一番大きいそうです。

Posted by: Mickie | April 30, 2010 10:51 PM

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