0803シンガポール(龍山寺)
レース・コース・ロードに出るとすぐに『龍山寺』です。
屋根に精巧な彫刻の施された龍山寺は、中国福建省に由来します。
1913年、僧侶のチュアン・ウー師が慈善団体と共にシンガポールにやってきました。
慈善救済を本願とする観音菩薩と骨董のみを持ち、彼は病人治療のための施設を設けました。
1926年頃になると、それまではたった数戸の粗末な小屋だったのが、品格と趣向を凝らした立派な寺院に建て変えられられ土地の人々に龍山寺と知られ、親しまれるようになっていきました。
寺院の建立資金の多くは当地の有力な商人であり慈善事業家のタン・ブーンリアット氏の寄付によるものでした。
新しい寺院内には孔子の像が安置され、多くの華人が参拝に訪れるようになりました。
この寺院の僧侶であったツアン・フェン師は周辺の葺屋根の家に住む子供たちに教育を施すために寺院の境内に龍山学校を開校しました。
授業内容はたちまち人気を博し、学校は直に満員になりました。
1954年、セック・コンヒャップ師が学校の運営を引継ぎました。
龍山寺に隣接する土地は新しい弥陀時建設の用地でありましたが、セック・コンヒャップ師は子供達が社会的・道徳的に成長する為には教育が如何に重要であるか確信を持ったため、龍山学校と入替わる新しい学校を検す津することを決心しました。
新設校は弥陀学校(ミート学校)、又は、水明学校と改称されました。
1957年に政府公認となり援助を受けられるようになるまで、学校の運営は寺院により行われました。
学校と寺院の敷地はつながっており、授業前に子供達が寺院に向かいお参りをする姿がしばしば見受けられるなど、現在でも深く結びついています。
平日にもかかわらずお参りに来る人が結構います。
そのうちに、法師さまが来てお勤めが始まりました。
龍山寺(Leong San See)
371 Race Course Road
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