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May 27, 2007

ウズベキスタン(サマルカンド:ビビハニム・モスク①)

2006_0927_160207aa2006_0927_161644aa2006_0927_161954aa2006_0927_162114aa続いて向かったのは「ビビハニム・モスク」、バスで約10分で着きました。

かつてイスラーム世界で最大の規模を誇ったモスクの跡です。
サッカー場がすっぽり入ってしまうほどの敷地に大モスクとふたつの小モスクが並び、入口にはやはり巨大なアーチが建てられています。
大モスクは祭事用、小モスクは金曜の礼拝用と毎日の礼拝用だそうです。

このモスクにもさまざまな伝説に彩られ、また宿命的ともいえるような結末を迎えています。
1399年、インド遠征から帰ったティムールは世界に比べるものがない壮大なモスクを造る決意をしました。建設には帝国各地から集められた200人の職人と500人以上の労働者、そして95頭の象が従事し、ティムール自身が毎日現場に出向き、指示をする熱の入れようでした。その様子を見ていたスペイン公使によると、ティムールは籠の上から肉や貨幣を建設現場に投げ入れ、工事の進行を盛んにせかしていたといいます。その結果、モスクはティムールの死の1年前、1404年に異例の速さで完成しました。
しかし落成後間もないある日、礼拝中の信者の上にレンガが落ちてきました。落下は続き、それを恐れて礼拝を行う者もいなくなりました。以後崩壊が徐々に進んで廃墟となり、更にたび重なる地震で姿を留めないまでに崩れてしまいました。
崩壊の原因は建設を急ぎすぎたこと、そしてあまりにも巨大すぎたその構造にあったといいます。それはまるで、その後のティムール帝国自身の運命を暗示するかのようでした。

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