ウズベキスタン(サマルカンド:アフラシャブの丘)
サマルカンド歴史博物館の裏から「アフラシャブの丘」へ上りました。
10haの広さのこの丘、現在では生命感のない土の塊となっていますが、モンゴルによって徹底的に破壊される以前、何世紀もの間、サマルカンドの町はこの丘の上に営々と築かれてきました。発掘調査の結果、文化の痕跡が11層もの厚さで積み重なっているのが確認されています。
アフラシャブの名は、伝説の最初のソグド王から採られたものです。当時の町は城壁で囲まれ、4つの大きな門がありました。これらの門を通じて、サマルカンドはシルクロードと結ばれていました。
東西の多くの旅行者や学者が記録を残していますが、当時のサマルカンドは、道が舗装され、水道が各家庭に延び、緑にあふれた「人間が見たなかで最も美しい眺めのひとつ」を作り出していたといいます。大きな鉛管で引かれる大量の水が、それを可能にしていたのでした。モンゴル来襲のあと町がうち捨てられた理由は、生命線であったこの給水システムを破壊されたことにあるようです。
この丘の上に立ってみても、かつてはここに町があったということが信じられません‥。
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