ウズベキスタン(サマルカンド:グリ・アミール廟)
レギスタン広場を16:00に出発、“グリ・アミール廟”へやってきました。バスで約5分です。
グリ・アミールとは、タジク語で“支配者の墓”という意味です。ティムールはじめ、彼の息子たちが眠る霊廟です。
青の都と呼ばれるサマルカンドでも、ひときわその青さが引き立っている壮大な建造物ではないでしょうか。
もともとこの場所には、彼の孫ムハンマド・スルタンが建てたメドレセとハナカがありました(中庭に基礎のみ残っています)。しかし1403年のトルコ遠征で彼は戦死してしまい、ティムールは彼を偲んで隣に廟を建設しました。
廟は1404年に完成しましたが、1年後、中国遠征の途上で急死したティムール自身もここに葬られることになりました。彼はかねてから生地のシャフリサーブスに葬られることを希望し、廟も造っていました。また死ぬ間際には「名を刻んだ石だけを墓標とするように」と遺言しましたが、権力者の悲しさか希望は両方とも実りませんでした。
廟内部は1996年に修復が終了し、建設当時の美しさを取り戻しています。内部を覆う文様には金3kgが使用されたと言います。
ティムールの墓は金黒緑色の軟玉で造られ、中央に置かれています。その北側にティムールの教師ミルサイード・ベリケと孫の一人、東側にムハンマド・スルタン、南側にウルグベク、西側に近いほうから息子のシャールフ、孫のひとり、息子のミランシャーの墓石が並んでいます。これらはみな墓の位置を印した墓石で、亡骸はこの地下3mのところにある墓室に同じ順序で葬られています。
1941年6月、ソ連の学術組織によってティムールらの墓が開けられ、ティムールの足が不自由だったこと、ウルグベクが断酒されて死んだ事などが証明されました。
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