北京(天壇)
明・代の皇帝が天に五穀豊穣を祈った場所です。
明代1420年の創建で、総面積273㎡、現存する中国最大の祭祀建造物です。
『祈念殿』は大変有名ですが、あいにく工事中のため今回は見ることができませんでした。
圜丘(写真左)‥石造りの三層の段で、建物はありません。ここは皇帝が神に直接祈る場所で、真の天壇と言えるのかもしれません。明・清代には毎年冬至の日に、斎宮で身を清めた皇帝がこの圜丘でその年に起きた重要な出来事を天帝に報告しました。最上壇の中心点の上で小声でしゃべると、その人には自分の声が反響してはっきりと聞こえるそうです。古代中国において9は皇帝の数字であり、各層の欄干、階段の数はすべて9の倍数となっています。
皇穹宇(写真右)‥高さ19.5m、直径15.5m、青い屋根の円錐形の木造建築で、祭祀の際、ここに皇帝の先祖の位牌を置きました。
回音壁という灰色の円形の壁で囲まれており、この内壁は音が反響するので有名です。壁の左右に分かれて小声で壁にささやくと180度反対の所にその声が伝わるそうですが、現在では柵に覆われて、残念ながら一部でしか試せません。
天壇には午後4時頃迄いましたが、気温は2℃でした。
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